カウンセリングに来る方々の「声」の悩みはさまざまです。
たとえば、
「すぐに声が嗄(か)れるんです」
「声が出づらいのですが」
といったお悩みの方の場合、
ご本人は「歌」を唄っているとか
「声」を使ってオシゴトをしているのか
お話をしたりする機会が多い方でしょうか。
私はまず最初に
具体的にどのような感じなのか
お医者様であれば問診に近いカタチでの
インタビューをします。
たとえば
体調面
心理面
そして外的要因とを併せて
生徒さん、カウンセリングに来られた方が
説明をするのを難しく感じないよう
億劫にならないように
答え易いように
サジェスチョンしながら
お互いに理解し合えるような
カウンセリングスタイルを取っています。
QAの一部をご紹介すると
・体調はどうでしたか
・いつも同じような状態になりますか
・そのとき初めてその症状になりましたか
・日常生活で同じことは起こりますか
・ふだんよく歩いたり、運動をしていますか
・息切れはしますか
・緊張しましたか
・あたまが真っ白になりましたか
・話す内容は暗記して臨みましたか
・はじめての人たちの前でしたか
・どのくらいの時間歌って(または話して)嗄れましたか
・その場所は大きい会場でしたか
・カラオケボックスのような狭い空間でしたか
・空調の状態はどうでしたか
・楽器やマイクを使いましたか
・大きな声を出しましたか
・参加者の反応を気にしながら歌い(話し)ましたか
・声がどのように出づらかったですか
・歌っている(話している)うちにだんだん嗄れましたか
(出づらくなった)
・喉にどんな違和感がありましたか
・終わってから症状はどれくらい続きましたか
・今はどうですか
などなど・・・・・・
「声が嗄れた」「声が出づらい」
といっても
ここに書ききれないほど
いろいろなケースがあるのです。
これらの症状が出るには、必ず原因がありますから
そのためにインタビューをして
情報収集です。
背景を知ることが大切なのです。
加えて
実際に「声」を聴かせていただきながら
・呼吸法
・ブレス
・歌い方(話し方)
・癖
・姿勢
・発声発音
・表情
・からだの状態
・緊張
・目線
などなどチェックします。
先に心理面と書きましたので
性格や体調面は大きく左右しますが
その他にも
生活環境
社会環境
家庭環境
生活習慣
などなど。
また
発声や声に関する知識が
どの程度あり
いままでに勉強したり
レッスンを受けたことがあるかないか
把握しておかなければいけません。
カウンセリングする私たちは
こういう細かなところまでに気を配り
対応できるだけの知識と
解決のための知恵が要求されます。
ゆっくりと時間をかけて
丁寧にカウンセリングを行うこと。
なぜなら一人一人、違うからです。
☝ ☝ ☝
ですから、私どものレッスンでは
「個声/個性」をとても重視しています。
「カウンセリング」はとても大切です。
どうしても統一マニュアルだけでは解決できません。
そこで先ず初めに「それぞれ受講生」と一緒に時間をかけ
●受講目的:どうなりたいか?
●現在抱えている問題:何が出来て/出来ないかを明確に
●現在のレベル確認など
「カウンセリング」を行い
オーダーメイドで「カルテ」を作成します。
只の「ボイストレーニング」というよりも
「声学家®️/声楽研究家®」としての享受が
「他者」と違うところなのです。
通常、ボイストレーナーは「声楽家」として翻訳されます。
一方で「声学」は「音響学」に属します。
これは、「音楽理論」だけでなく
「生理学」「心理学」などをも含みます。
このことこそが「大本メソッド」の秘訣であり
日本で初めて「商標登録」された価値があるのです。
※1990年:ヴォイストレーナー®、声学家®、声学研究家®取得
いつでも安心してご相談ください。
「敷居が高そう!」など思う必要全くありません。
気軽にご相談くださいませ。
明日も続きます。
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もちろん、医師ではないので
ヴォイストレーナー®は
お医者様のように「治療」という行為はできません。
私たちに解決できない
医学的要因と考えられる場合は
信頼できる専門医をご紹介しています。