星影の小径


星影の小径
作詞:矢野亮/作曲:利根一郎/1950年(昭和25年)
編曲:小泉宏

TVのCM流れていたのが印象的な「星影の小径」。
あれは、ちあきなおみさんの歌でした。
発売当時、ビング・クロスビーのような唄い方=”クルーナー唱法”という「おさえた低い声でささやくように情感をこめて唄う唱法」で唄ってほしいというイメージで、作曲されたと言われています。
フランスのシャンソンに通じるような、とてもモダンなメロディーに、当時では斬新だった英語の歌詞「アイ・ラブユー・アイ・ラブユー」の起用が、話題を呼びました。
以来、数々の歌手の方がカヴァーされていますが、女性歌手によるカヴァーが圧倒的に多いそうです。

さて、この曲はデビュー前からライブで唄っていましたが、その頃はアカペラでした。
当時はCMの影響もあったと思いますが、ささやくような唄い方を意識し、「声の魅力だけ」で伝えたかったのかもしれません。ささやくといっても、本当にささやき声では唄えないのですよ(笑。相手のココロに届けるように、ココロをこめて唄うと理解しています。

また、私はアカペラで「星影の小径」をうたい始め、「黄昏のビギン」を唄う=いわゆるメドレーのように唄っていましたが、アルバム「白い花の咲くころ」では、年代別の曲順で収録されているため、独立したそれぞれの歌になりました。
今思うと、こんなに素敵な曲をメドレーにしていたのは、もったいなかったなぁ〜と。
ただ、ライブの中で流れを変えたいときにメドレーがいい役割を担ってくれていたことは確かです。

レコーディングのみならず、ライブでも、微笑みながら〜恋の悦びに包まれながら唄う歌です。
星影の小径は、そんな幸福感に溢れる素敵な、モダンな楽曲なのですね。

EXCELLANDが2コーラス目のAメロを唄ってくれています。

「アイ・ラブユー・アイ・ラブユー」
いくつになっても忘れたくない、大切なひとへの気持ち。
時々MIYAKO と一緒に口ずさんでみませんか?

【amazonでいただいたコメント】をご紹介します。
『「星影の小径」も大好きな曲です。昭和25年の小畑実のヒット曲を、無理をせず、自然体でさらっと歌っているのがステキです。何回も繰り返し聴きたくなる優しさに包まれています。ジャズのスローナンバーのような雰囲気を持つこの曲を平成の世に爽やかに蘇らせました。透明感溢れる日本語ですので、「言葉」が醸し出す情景と心情が直接伝わってきました』。
ありがとうございます。

 

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