別れのブルース


別れのブルース
作詞者:
藤浦洸/作曲:服部良一/1937年(昭和12年)
編曲:小泉宏

日本のブルースといえば、この曲なくしては語れないほどに有名であり、ブルースの女王・淡谷のり子先生の代表作です。
私は淡谷先生が現役でご活躍のお姿をTVで拝見した記憶のある世代ですが、調べてみますとデビューされたのが1929年!いまから86年前のことです。
当時にしてはなにもかも規格外だった淡谷先生は、この曲を歌われる際にブルースの情感を表現するために、試行錯誤されたという逸話もあります。
曲の前半は、低音部で進行します。
幅広い音域のこの歌、中盤からは高音〜低音の間をいったりきたり。
「別れのブルースは唄いこなすのは難しい」とされていますが、 MIYAKOは通常の音域を低音にシフト、アレンジしていただき、この歌を唄いきる事ができました。
それは、ヴォイストレーニング®の成果というべき、力まないで自然に共鳴する低音の歌唱です。
高音はファルセットなどで或る程度は唄えるものですが、低音部まで美しい日本語で、ハッキリ聴き取れる歌唱というのは、トレーニングあってこそなのです。
そんなエピソードです。

 

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