胸の振り子


胸の振り子
作詞:サトウハチロー/作曲:服部良一/1947年(昭和22年)
編曲:小泉宏

「ちいさい秋みつけた」「かわいいかくれんぼ」「うれしいひなまつり」など、子供の頃に唄っていた大好きな童謡の歌詞を多く手がけられたサトウハチローさんが書いた恋の歌詞。
そしてアルバム「白い花の咲くころ」に収録されている「別れのブルース」「蘇州夜曲」を作曲した昭和の歌謡曲の歴史ともいえる服部良一さんの曲です。
恋の歌なんだけれど、とっても上品で詩的な言葉がモダンでノスタルジックなメロディに乗って、静かなる恋のドキドキ感が可愛く表現されていると思います。

こんなに素敵な歌ですから当時も大ヒットしましたが、ライブなどで唄わせていただくと「初めて聴いたわ」「知らなかったけど素敵な歌ね」と言われる事が多く、平成の今となっては、知る人ぞ知る、隠れた昭和の名曲なのですね。
霧島昇さんがレコーディングされましたが、本当はディック・ミネさんのために書かれて、灰田克彦さんなど往年の名歌手たちが歌い継ぎ、後年に石原裕次郎さんも唄っていたということです。
男性の歌なのかもしれませんね。

特に好きなのは「柳にツバメ〜♪」の出だしのフレーズ。
「胸の振り子が鳴る鳴る〜♪」はハートビートでしょうか。
MIYAKOも唄うたび、心躍る大好きな一曲です。

レコーディングでは、当初MIYAKOの歌唱オンリーの予定でした。
1コーラス目はそのままになっています。
全体にシンプルなイメージだったのですが、出来上がりを聴いてみて急遽、2コーラス目にEXCELLANDのコーラスが付け加えられました。
コーラスがメロディーに対してハモっているタイプのものではなく、上から降りてくるような感じなのですが、これがなんともまた、胸がキュンとしている感じがよく出ていて、大好きなパートになりました。

 

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ヴォカルグループ・エクセランド

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