このコラムを書き始めて、お問合せやカウンセリング希望が急激に増えています。
この道をまっすぐに歩む私にとって、励みになります。
声ひとつで、あなたをしあわせにできる。
そんな仕事に誇りを持っています。
それでは今日は、
呼吸の仕方ひとつで、すべてがかわる〜正しく学べることが
当たり前じゃない!?
について、お話いたします。
これは、本当のお話です。
或る日、歌手を目指し、何年にも亘ってヴォイストレーニング®を勉強して来た
という男の子が、私のところにカウンセリングにやってきました。
伴奏が始まって、どんな声なのか、とてもワクワクしましたが
歌い始めた途端、私は絶句してしまいました。
だって、呼吸法がめちゃくちゃだったんです。
1曲歌った彼に、私は言いました。
「呼吸法に問題があるね」
すると彼は
「そうなんです。
前のスクールでも、ずっとそのことを言われていて、
君はなんでいつまでもたっても、腹式呼吸ができないんだって怒られて、
悩んでいたんです」
と言うのです。
本当にビックリしました。
彼は、何年にも亘って、
ヴォイストレーニング®を習いに行っていたのですよね。
どうして、その先生は、平気でそう言う事が言えるのでしょう。
正しい呼吸法を教えて、出来るようにするのが
先生の役目ではないでしょうか?
また、セミナー講師の女性のお話です。
ある教室の無料体験で「発声トレーニング」を受けたのですが
翌朝起きたら「喉が痛くなった」ため、メールで質問を送ったそうです。
すると、
「喉が痛いなら、喉アメかトローチをなめて、
しばらく無理をして声を出さないでください」
と返事が送られてきたとかで、彼女は顔を真っ赤にしながら私に
「MIYAKO先生、どうしたらいいでしょうか?」
と聞いてきました。
ありえません。
いずれも、トレーニング法が間違っている事はあきらかです。
もし、生徒が出来ない、或いは間違っていても
それを見抜き、指摘し、正すことができない「先生たち」が、
とても多い事にビックリです。
正しく学べることが当たり前じゃない現実、これは問題です。
呼吸の仕方ひとつで、すべてがかわります。
プロセスが正しければ、結果は自ずとついて来るのです。
ですから、基本を間違えると、大変な事がたくさんおこります。
ひょっとすると、取り返しのつかない事態も招きかねません。
正しい事、本物は、シンプルであるということを
忘れないでください。