辛口審査員のオシゴト。
現場にはキリリと全身「黒」の衣装でお出かけが多のですが、もともと
おしゃべりでひょうきんな私は、ツンとおすましなんてことはできない
ため、楽屋や控室もドアを開けてオープンに、どなたとでもフランクに
接しています。
エントリーされる方々は緊張の面持ちですが、始まるまでの時間を使い
できるだけみなさまに話しかけたり、おひとりおひとり握手をしながら
お声掛けをして、ちょっとしたアドバイスをお伝えしたり。
そんなささやかなことですが、ずいぶんリラックスしていただけるよう
です。
「笑顔になる瞬間がある」
「思い切り深呼吸する」
これだけでも、歌う前のこころがけでは大切なこと。
直前まで歌って練習するのは、緊張感を高めるだけのような気がします。
ということで、その極意は。
緊張するのは仕方のないことですが、決して「上手く唄う」のではなく、
心から楽しんで唄ってくださいね。
聴いてくださる方に伝わる「歌」は、
「聴かせてやろう!」
「どうだ!すごいだろう!」
という歌ではなく、ご自身が楽しんで、心を込めて唄う歌なのですから。
辛口審査員からのアドバイスでした。