声とリズム


ヴォイストレーナー®︎の仕事に就く以前、20代の頃の話です。
カウンセラーとしての活動の傍ら、講演会やセミナーでスピーカー
として登壇する機会が多々ありました。

先日、コーチング講師「本橋萌さん」とのセッションで当時の話が
出たのですが、実はコッソリ若かりし頃の自分を振り返り、ひとり
赤面(><)猛反省しました。

私がまだ20代の時の話です。
今より甲高い声で、とにかく明るく元気!

しかし、一度話しだしたら
“マシンガントーク”  だったのです(><;


いま冷静に分析してしてみると
1)伝えたいことがたくさんあった
2)溢れる思いがあった
3)勢いがあった
4)自信があった
5)明るく元気が一番だと思った
6)テンションが高かった
5)とにかく楽しかった
       ↑  ↑  ↑  ↑  ↑
完全に聞き手のことを考えていない
「ひとり劇場」でした(><;

当時、私の話を辛抱強く聞いてくださった皆さま!ありがとうございました><

 

さて、ひそかに自分を省みながら、本橋さんと話していて、私は
大いに関心したことがありました。

本橋さんは仕事がら、必要な質問を「私に対し」テンポ良く聞き
また、とても聞き上手です。

話すスピードも心地よいのです。

私は「カウンセラー」としてそれなりに沢山の方々を見ています
が、「彼女」は「別格」です。

もちろん、まだ「Voice Training Method」の基本は持ち合わ
せてませんので、これからですが、彼女がこれを習得した暁には
完全体になる事でしょう!

 

また、聞いたところによれば、彼女が現在勉強している大学院で
「企業向けプレゼンテーション」において彼女ひきいるTeamが
優勝したそうです🏆
♪〜(๑´▿`๑)〜♪おめでとうございます♫•*¨*•.¸¸♪✧

 

 

では、ここで質問です。
あなたは「早口」で話しますか?
それとも「ゆっくり」話しますか?

 

人間は1分間に60〜65拍のテンポで話します。
これは平均心拍数とほぼ同じなので、無意識に心地良いリズムと
感じます。
ちょっとテンションがあがると、少し早めの70~75拍くらいに
なるのですが
大体がこのくらいと言っていいでしょう。

これで計算すると人間は一生の間に30億回くらい脈を打つのです。

 

この心拍数と話すテンポの関係ですが
心地良いリズムで話すと
聞き手に安定感、信頼感を与えます。
どんな話も、やみくもにテンションが上がることなく話すことが
できれば、相手は「この人凄いな〜」と思います。
それは、
ドーンと構えて落ち着いている人のそばにいると、人は
安心感を覚えるからです。

そうなると、聞き手は次第に心を開いて来ます。
そして話の内容の理解も深まって行きます。

話の達人は、知らぬに聞き手の心を揺さぶっているのですね。

 

「あゝもっと話を聞きたい!」

「あの人にまた会いたい!」


ビジネスだけでなく
家族・友達・恋人との関係に於いても
この「リズム」をうまく
活用出来れば
とてもスムーズで、お互いに心地よい
コミュニケーションが生まれます。

マシンガントークトークというのは、早口より乱暴です。
聞き手の心地よさなど考えずに、突っ走っていたなんて!
私が赤面した理由、
わかってもらえたでしょうか?

 

このマシンガントークトーク。
ビジネスマンパーソンに限らず「あるある」ですよね。

もうすこし掘り下げて、考えてみましょう。

明日に続きます。

 

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