今日は、
「歌うための声磨き」と
「磨いた声を使ってどのように歌うか」
についてお話しします。
昨日の続きです。
以前にも書きましたが
仕事柄、オーディションやTVの審査で
数多くのエントリー者の歌を聴きますが
みなさん、本当に歌はお上手なんだけど
真似っこが多い!
第一声を聴いて
審査シートに
○△風
☆*っぽい
と記入してしまいます。
私はプラスの要素を探す派ですが
もったいないものはもったいない!と
正直に伝えてあげたいのです。
あなたはどこ?
あなたの歌は?
本当にもったいないのです。
そこで満足しないで
もっともっと、自分を見つけることに
工夫と時間を費やして欲しい。
たとえば
私のレッスンでは
ヴォイストレーニング®と
ヴォーカルトレーニング®を
前半と後半にかけて教えています。
ヴォイストレーニング®では
「歌うための声磨き」をします。
ヴォーカルトレーニング®は
一言でいうと歌い方を教えますが
「磨いた声を使ってどのように歌うか」が
テーマとなります。
表現方法などは、その人の内面から出るものであって
答えは幾通りもあります。
考え方、捉え方のヒントはお話ししますが
どう答えを出すかは、その人次第なので
単純にテクニックを教えるということはしません。
自分の中から出て来るもの
それを上手く引き出す。
可能性を引き出すのです。
自分の「個声」をもち、
自分の「表現」「歌い方」を身につけること。
この積み重ねが
「自分の歌」づくりに繋がって
やがては財産となります。
プロを目指すなら
大切なのは
「本物」と呼ばれるために
「自分の歌」を見つけること。
プロセスが正しければ、自ずと結果がついてきます。