大本京のヴォイトレ格言〜その66〜「気」の先にあるもの


「正直不動産」

久しぶりに楽しみなドラマだった

 

嘘がつけない営業

初めは数字を獲得するためなら

どんな嘘も厭わない

とんでもない奴だったけど

 

ある日

お客様の地鎮祭で

所有地の中に取り残された

祠をハンマーで壊したことから

「嘘がつけない」

人間となってしまった

 

そのために

不動産を仲介するお客様に

ど正面から

デメリットを並べるから

はじめは

一見失礼な

話し方や態度に

お客様は怒って帰ってしまったりするが

 

最終的には

それは一生の大きな買い物をする

お客様にとって

 

誰も正直には教えてくれない

注意喚起のようなことだらけ

 

「言ってもらってよかった!」

「大切なことに気づきました!」

と言って

 

次第にお客様の信頼や

仲間内からも尊敬されるという

話だった

 

 

 

「士気」をあげるために

よく営業職は

今月の目標だとか

数字を掲げて

鼻息荒い人がたくさんいる

 

 

それは

その中だけで閉まっておけばいいが

 

お客様の前で

その「気配」をだしてしまう

お馬鹿さんが多い

 

 

私も若い時に

営業という仕事もしたことがあるが

マイペースだったから

数字には心が動かず

 

結果

大切にしていたのは

お客様が喜んでくださるか

それだけだった

 

数字は後からついてくるので

いつも成績はトップ

年収は8桁だった

 

 

その頃

また20代だったが

たった5分でも

10分でも

私という人間を関わってくださった人に

「あぁ、大本さんにお願いして良かった」

「素敵なひとだったな、また次もお願いしたい」

と思っていただきたい

 

その一心で

仕事をしていたように思う

 

綺麗事ではない

後味の悪いことはしたくなかった

 

 

だから

その後も

お客様と

長いお付き合いが始まる

 

そして

嘘はつかない

期待は裏切らない

 

 

すべては

喜んでいただくために

自分の時間を費やす

 

 

それが

一番大切な信頼となり

仕事の醍醐味となった

 

 

 

 

そういうのが

全部

「声」にも現れるから

「生き様」にも現れるから

上っ面の営業スマイルや

「声色」は大嫌いだ

 

お客様も

ちゃんと「目」で「声」も

見ている

 

そして

 

「気」の先にあるものを

感じているのだ

 

 

お客様になってくださったあとも

お客様は

お客さまであって

 

それも忘れてはいけない

 

 

心から

本当にそう思って

話しているかどうか

もう一度

振り返ってみよう

 

 

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