ヴォイストレーナー®からのメッセージ〜風邪を引きやすいあなたへ〜その3


おはようございます。
ヴォイストレーナー®・シンガーのMIYAKOです。

5月も後半戦に入りましたが、ここ数日は肌寒いですね。
クリーニングに出す予定のセーターを羽織ったり、身体もかなり冷え
ている気がします。
暖房をちょこっと付けたまま、うっかりソファでお昼寝してしまい、
ゾクっとして慌てて目覚めました。
気をつけなくっちゃ。

どうそ今夜は、湯船につかって、じっくり温まってくださいね。

 

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さて前回、前々回のコラムで、『風邪を引きやすいあなたに』ぜひ!
お伝えしたいことは
『呼吸法がいかに重要かということです』
『口呼吸と鼻呼吸』
と書きました。
専門用語は難しいので、ここでは、なるべくわかりやすい言葉で説明
したいと思います。

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【呼吸ひとつで体温がかわる】
ヨガやピラティス、実際に取り組んでいらっしゃる方も多いと思います。
MIYAKOもヨガのインストラクター資格を取得する為に100時間コースを
受講した経験がありますが、あの時は毎日、本当に代謝が上がりました。
「呼吸って凄いな」という経験を身を以て体感したのです。
これは、ヨガの基本は「腹式呼吸」にあるということです。
ヨガにおける腹式呼吸は、空気を残らず吐き出す事に重点をおきました。
大事なのは息を吐ききること
呼吸は、吸うことよりも吐くほうがずっと大事で、ともすれば難しい。

 

小学校で習った呼吸の基本知識覚えていますか?
呼吸はカラダの中の二酸化炭素を吐き出し、新鮮な空気を吸い込みます。
吸い込んだ空気中の酸素は、赤血球によって心臓に運ばれ、毛細血管が
身体の隅々の細胞にまで栄養を運んでくれます。
身体の隅々までに行き渡った酸素が二酸化炭素となって、肺に輸送され、
呼気として吐き出されます。

そして、呼吸の基本は鼻から吸って口または鼻から吐く*ということです。
『鼻呼吸』を意識することにより、より深く全身に酸素や栄養分がいき
わたるような感覚で呼吸ができます。
(*発声の場合は、息を吐く時は、口から吐きます)

 

ただし、現代社会では「口呼吸」の人が多いのが実情です。
花粉症や鼻炎などで、鼻呼吸するのが難しい、苦しいという方もいらっ
しゃるので、まずはゆっくりでいいので、鼻で息を吸い込むことを意識
してみてください。

 

 

では、『鼻呼吸』のすばらしいところとは、どんなことでしょう?

 

1)呼吸法で低体温を防いでくれる

鼻の内側の構造には、特殊な機能が備わっています。
そのひとつが鼻腔の「温度湿度調整機能」です。
『口呼吸』で口から吸い込んだ息は、気管や肺、声帯を冷やします。
それらを冷やすこと=機能低下を招きます。
しかし『鼻呼吸』で鼻から寒気を吸い込んだ場合は、鼻腔空間の甲介と
いう器官が、外気が気管に達するまでに体温と同じ温度に加熱してれて
おまけに、90%まで加湿して肺に届けてくれます。
体を冷やさない機能が「鼻呼吸」にはあるのです。

 


2)呼吸法で免疫の過消費を防止する!

免疫力の低下を防ぐには、免疫を浪費させないことだと述べました。
『鼻呼吸』は、鼻の中の繊毛(鼻毛)やリンパ液(粘膜)が悪い細菌や
ウィルス、アレルゲンや病原菌などの有害物質を、体内に侵入させない
という働きをしてくれます。
『口呼吸』は、無防備な状態な訳ですから、それらの体内への侵入経路
としては非常に危険なわけです。

つまり、風邪をひく原因となる低体温、免疫力の低下等は『鼻呼吸』を
意識し実践する事で、軽減することができるのですね!

 

先週お話ししたように
『風邪は、免疫力が低下していると引きやすくなる』
体温が1度下がると、免疫力は3割ほど下がる』
うまく,繋がりましたね♪

 

百害あって一利無しの『口呼吸』
ぽか〜〜んと口を開けている人、または息継ぎを口でしてしまう人は
要注意ということです。

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ここまで読んでいただきありがとうございました。

という事で次回は、
『腹式呼吸のおさらい』について、さらに詳しくお話ししますね。

おたのしみに!
MIYAKO

 

 

 

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