ヴォイストレーニング®で学べること〜3


前回「ヴォイストレーニング®」と「ヴォーカルトレーニング®」は
違うもので、 「ヴォイトレ」とひとくくりに思われている人も多いと
いうお話を書きました。

では「声を使ってお仕事をしている人のためのトレーニング」という
視点から考えてみると?

ヴォーカルトレーニング®にあたるところには、
1)「話し方トレーニング」
2)「プレゼンスピーチ/ビジネススピーチトレーニング」
3)「コミュニケーションスキルトレーニング」
というのが、それぞれ当てはまります。

 

それでは、今日からは順番に、1)、2)、3)について、専門家の視点で
「何が学べるのか」、分析して参りましょう。

【話し方教室】
アナウンサー(または元アナウンサー)が教えるタイプの教室が多い。

 

■講師の話し方がきれいで、良いお手本になる
アナウンサー特有の話し方が「見本」となって学べます。
アナウンサーのような話し方、言葉の正確性を身につけたい人には向
いています。

■自分が理想とする、目指したい話し方に近づく

・高めの声、低めの声、優しい声、威厳のある声、ハキハキした声
・美しい声、男らしい声、女らしい声、上品な声など・・・
「自分が目指す声」になるための練習、理想の話し方、イメージに
近づくことができる。

 

■即実践で使える、話し方のバリエーション
プレゼン、ビジネス・トーク、朝礼、挨拶、司会の練習をしたり、実
際の原稿があれば、それを使ったレッスンもでき、直接、アドバイス
を聞くことができます。
また、朗読の練習を通して、一本調子ではなく、変化・強調・感情の
こめ方・飽きさせない読み方を学びます。
職業別にアドバイス(コールセンターや受付、接客、ホテル、司会な
ど)、常にお客様への丁寧な話し方や対応が要求される職種の人に向
いています。
*アナウンサーは情報を正確に届けることが重要なので、独特の声の
抑揚があります。

 

■「滑舌」「発音」をメインに学ぶ
「滑舌」「発音」がよく、落着いて原稿を読んだり、話すことができ
るよう、勉強します。
「腹式呼吸」「声の出し方」「伝え方」「表情の作り方」なども一通
り学びます。

 

■敬語・丁寧語、ビジネスマナーを教えている所が多い
アナウンサーの清潔感ある、上品な話し方をマスターし、自分の印象
そのものをアップさせることができます。
また、正しい敬語や丁寧語の基本を学び、ビジネスマナー、接客・電
話応対の仕方、面接の礼儀など社会人としてのマナーが学べます

 

■人前で話すトレーニング
話し方教室には「人前で話すのが苦手」「緊張する」という方が多い
ため、人前で話すことに慣れる、堂々と話せるようになるためのトレ
ーニングがメインの教室もあります。
繰り返し話し、一定のスタイルを記憶することに近いかもしれません。

 

■まとめ
話し方教室は「ヴォイストレーニング®」の専門機関ではありません。


ほとんどの話し方教室で「腹式呼吸」「大きなハッキリした声で話す」
「通る声」になるということを掲げていますが、それらが効果のある
ヴォイストレーニング®に基づいているかは、判断が難しい処です。
ですから、声に関すると悩みについては、どこまで対応できるかは、
実際に各校のカリキュラムをじっくり比較検討しましょう。

 

ヴォイストレー二ング®︎では、呼吸法が1番大切です。
腹式呼吸が大切と誰もがいいます。

しかし、実際には「呼吸の基本と応用」が重要であり、カタチとして
腹式呼吸を理解するだけでは、声を出す、話をする、気持ちを落ち着
かせるなどなど、話をするうえでの課題、書ききれないほどの「話す」
ことの実践に対応できません。

「呼吸法の基本と応用」は大切なことですが、そこまで踏み込んで学
ぶことは、「話し方教室」では行っておらず、話し方のノウハウに焦
点を充てた内容となっています(こんな話し方が望ましいという見本
に沿って、何度も繰り返しなぞりながら訓練する)。

 

 

アナウンサーの話し方や声のトーンは、特別な訓練がなされたもの。
とても良いお手本になりますが、アナウンサー独特の声の種類や抑揚
を学ぶので、表現の幅が限られます。
また、ビジネスシーン、プレゼンテーション、コミュニケーョンシーン
に於いては、アナウンサーのように話すと、相手側に堅苦しさや、距
離感、不自然で気取っている、事務的な印象といった違和感を与える
ことがあるかもしれません。

 

いくつかの、私が参加した「話し方」セミナーでは、「呼吸法」から
間違っていたことがありました。
参考までにご紹介します。

1)呼吸法が間違っていた
2)2~3時間の体験レッスン後「ノドが痛くなった」という参加者が
おり、不調を訴えましたが、「少しおやすみして聞いていてください」
という対応
3)他のスクールでは、同じ訴えに対し、のど飴をなめさせるなどの
対応のみ
4)講師の話す声色を見本に、同じ声を出すことを正解とした
5)大きな声を出す、声を遠くに飛ばすなどを生徒に促す際、発声を
無視して、声帯に負担が掛かかる怒鳴り声、ガナリ声になっていても、
それを問題としなかった(声帯を痛める出し方)など。

これらは、ヴォイストレーニング®、呼吸法を正しく教えることがで
きれば起こりえないことで、喉や声帯に関して、特に重要視していな
いことが原因です。

「話し方教室」のワークショップなどに参加される方は、そのあたり
も十分に見極めてほしいと思いました。

 

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