ヴォイストレーナー®総本山・二代目が伝える『ヴォイストレーニング®』の原理原則〜その6〜『呼吸の仕方ひとつで、すべてがかわる〜正しく学べることが当たり前じゃない!?』


このコラムを書き始めて、お問合せやカウンセリング希望が急激に増えています。

この道をまっすぐに歩む私にとって、励みになります。
声ひとつで、あなたをしあわせにできる。
そんな仕事に誇りを持っています。

 

それでは今日は、

呼吸の仕方ひとつで、すべてがかわる〜正しく学べることが
当たり前じゃない!?

について、お話いたします。

 

 

これは、本当のお話です。

 

或る日、歌手を目指し、何年にも亘ってヴォイストレーニング®を勉強して来た

という男の子が、私のところにカウンセリングにやってきました。

伴奏が始まって、どんな声なのか、とてもワクワクしましたが

歌い始めた途端、私は絶句してしまいました。

だって、呼吸法がめちゃくちゃだったんです。

 

1曲歌った彼に、私は言いました。

「呼吸法に問題があるね」

 

すると彼は

「そうなんです。

前のスクールでも、ずっとそのことを言われていて、

君はなんでいつまでもたっても、腹式呼吸ができないんだって怒られて、

悩んでいたんです」

と言うのです。

本当にビックリしました。

 

彼は、何年にも亘って、

ヴォイストレーニング®を習いに行っていたのですよね。

どうして、その先生は、平気でそう言う事が言えるのでしょう。

正しい呼吸法を教えて、出来るようにするのが

先生の役目ではないでしょうか?

 

また、セミナー講師の女性のお話です。

ある教室の無料体験で「発声トレーニング」を受けたのですが

翌朝起きたら「喉が痛くなった」ため、メールで質問を送ったそうです。

すると、

「喉が痛いなら、喉アメかトローチをなめて、

しばらく無理をして声を出さないでください」

と返事が送られてきたとかで、彼女は顔を真っ赤にしながら私に

「MIYAKO先生、どうしたらいいでしょうか?」

と聞いてきました。

 

ありえません。

いずれも、トレーニング法が間違っている事はあきらかです。

もし、生徒が出来ない、或いは間違っていても

それを見抜き、指摘し、正すことができない「先生たち」が、

とても多い事にビックリです。

正しく学べることが当たり前じゃない現実、これは問題です。

 

呼吸の仕方ひとつで、すべてがかわります。

プロセスが正しければ、結果は自ずとついて来るのです。

ですから、基本を間違えると、大変な事がたくさんおこります。

ひょっとすると、取り返しのつかない事態も招きかねません。

 

正しい事、本物は、シンプルであるということを

忘れないでください。

 

 

 

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