雪の降る街を


雪の降る街を
作詞者:内村直也/作曲:中田喜直/1952年(昭和27年)
編曲:小泉宏

NHKラジオ歌謡のドラマ挿入歌として発表されました。
一説によると、クラシック音楽(ショパン)からインスパイアを受けたと思われる楽曲と広く認識されており、日本の童謡・歌曲にあたらしい流れを作った曲です。
小学校の教科書にあったので、子供の時から唄っていた記憶があります。
山形県の降雪風景を見て作曲されたそうですが、私には、ロシアの果てない氷原をイメージしてしまいます。
クラシックの流れという点からも、どこかにヨーロッパ大陸の匂いがするのでしょうか。

この曲をライブで唄うことになったとき、アレンジの小泉先生に「ザクザクを雪を踏みしめる音をアレンジに取り入れてほしい」とお願いしました。
静寂の中に潜む力強いメロディーの構成、極寒の地を思い浮かべるのですが、転調により春の芽吹きのまぶしさを待つ希望の歌になっていくところが特に好きです。

レコーディングはMIYAKO自身がザクザク雪を踏んだりしないように気をつけました。
リズムを感じながら、そのリズムは表現しないということです。
唱歌なので、少しだけ姿勢を正した歌唱になっております。

 

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ヴォカルグループ・エクセランド

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